DAILY LIFE

虹の道

児童発達支援 放課後等デイサービス

自然や暮らしの中で、遊びながら学ぶ。

虹の道では、旧下毛郡の豊かな山や森、川や田んぼ、畑などをフィールドとしています。

自然体験や少し昔の農村の暮らしの中にあるわらべうたや手仕事など様々な活動を通して、社会的参照、感覚統合を育て協同する楽しみを膨らませ、人や自然と共有する幸せを感じながら生きる力を育てることを目的としています。

また、お話会や親子で一緒に活動するイベントも定期的に開催し、親御さんと一緒に療育を行っていけたらと思っています。

「虹の道」の本人支援の5領域

虹の道の支援では、自然体験、リズム、わらべうた(手遊び)、ものづくり、手仕事、インクルーシブ地域交流行事など、子どもの発達特性や好み、療育的目標に合わせて、その季節に応じたさまざまなプログラムをご用意しております。

虹の道の支援プログラムの特徴は、例えば山歩きなどの自然体験という一つの支援活動の中に、5領域※すべての支援が包括されているという点です。別の視点から言えば、子どもの発達に不可欠である総合的な関わりを支援活動としてプログラム化する際に、5領域すべてを網羅する活動として、支援活動を選定しているという経緯があります。


虹の道、設立当初からの理念として、子どもが暮らす地域の中での

1)山歩き、川遊び、森での探検遊びなどの自然体験、

2)子どもの心身の発達に合わせたリズム活動、

3)わらべうた(協調運動と手遊び)、

4)ものづくり(工作、絵画、手芸、調理など)、

5)手仕事(梅仕事、味噌作り、季節の農作物の収穫とその加工)

6)インクルーシブ地域交流行事等(地域の方との交流、保育園・学校との交流、マルシェ体験、カフェ体験など)

の支援プログラムは、療育支援として5領域全てを網羅しているものばかりです。昔ながらの農村の暮らしや地域でのインクルーシブ活動が、そのまま全人的、総合的、学際的な療育活動になっております。さらに、それぞれのお子様の特性や選好、意思、価値観、身体的精神的な課題によって個別支援計画を作成し、そのお子様一人ひとりにあった療育活動を設定しております。

※厚生労働省「児童発達支援ガイドライン」より

本人支援の5領域「健康・生活」「運動・感覚」「認知・行動」「言語・コミュニケーション」「人間関係・社会性」と支援活動とのつながりを示しています。


【虹の道の支援プログラムの目的と効果】

・自然体験(山歩き・森の散策・川遊び)人工的でない不安定かつ予測不可能な自然の中で自らの身体や五感をフルに使って活動する中で、身体感覚や五感が活性化し、さらに人と一緒に自然体験をする中で、人に頼る力、変えられないものを受け入れる力、代替を活用する力、人と協働する力を楽しみながら活性化していきます。

・暮らし(手仕事・ものづくり体験)他の人がやっていることを模倣していく中で、観察力、コミュニケーション力がさらに活性化され、また最後までやり抜いたり、完成させたりする集中力を身につけることができる。また日頃したことがない手仕事やものづくり体験を通して、日頃使わない認知や身体活動を行うことができ、非認知能力や身体感覚を活性化させることを目的としています。

・インクルーシブ地域交流(地域の人たちとの季節の手仕事)地域の人や様々な年代の人たちとの関わりを通して、多様なコミュニケーションを参照しながら、手仕事を一緒に行うことで社会的参照能力や協働する力、集中力、貢献することの喜びから自己肯定感などを育てます。

・リズム、わらべうた(手遊び)・・・ピアノの音楽や歌に合わせて、身体をうごかしたり、手足を使った活動を楽しみながら行うことで心身の発達を促進し子どもの心身発達に応じた効果的な療育を可能にします。

・保護者の方への子どもと一緒のリズム研修や、自宅訪問、事業所での相談活動を通して、保護者の方が虹の道の療育場面以外で、お子様により療育的に楽しく穏やかな関わりを持てるようペアレントトレーニングや行動療法及び応用行動分析を元にした具体的な場面での対処方法のレクチャーなどを行っております。

・インクルーシブに子どもたちが地域で生活していけるように保育園・学校等と連携し、行事によって本人が参加可能な活動については、療育時間帯を振り替え保育園等での活動にチャレンジできるよう1ヶ月のプログラムを構成しております。

・子どもたちが活動する虹の道事業所内に、地域の人に開かれたカフェcommon cafe方丈庵や、就労継続支援B型作業所「工房たね」が併設されていることから、必要に応じてより多くの多種多様な人と開かれた交流を行うことができ、地域にある自然体験やお店での買い物体験、散策活動、季節の手仕事活動(梅取り、山菜採り、カボス取りなど)を通じて、インクルーシブな療育を地域の中で行っております。

・毎月、地域の方をお招きしたり、地域に出向い農体験や参加型コンサート鑑賞、リズム・絵本・紙芝居・手遊びうた遊び活動を行うことで、インクルーシブ交流はもとより、コミュニケーションの発達や心身の総合的な発達を促進しています。 





工房たね

児童発達支援 放課後等デイサービス

すこし昔の農村の暮らしと、人との共有・協働を仕事に。

共に時間を過ごす仲間や地域の方たちと、出来る範囲で協働しながら「自分のままでいい」「一人じゃない」「誰かや何かの役に立っている」をそれなりに感じて行けるように。

できれば生きていることに幸せを感じて、毎日湧きおこる気持ちや日々のささやかな出来事を共有する時間を過ごしたり、仲間と協同して一人ではできなかった何かを創り上げていく喜びを一緒に体験できたらと想っています。

仕事の様子