ABOUT

「虹の道」と「工房たね」は、中津市本耶馬溪町の曹洞宗の寺院・羅漢寺の末寺である法岸寺をご住職のご厚意でお借りして運営しております。

 公認心理師や社会福祉士、精神保健福祉士、保育士などの専門スタッフを中心とした一般社団法人いのちと暮らしのつながり研究所スタッフ、木工や農業、野外活動の専門講師、たくさんの地域の方々と一緒に運営しています。

〔対象者〕

市町村より受給者証の交付を受けている方、もしくは医師の意見書がある方(全年齢対応)

〔対象地域〕

主に中津市、または送迎可能な地域

見学も随時受け付けております。

お気軽にお問い合わせください。

スタッフ紹介

福崎はる

本施設代表。

社会福祉学博士、臨床心理士、公認心理師、社会福祉士、精神保健福祉士

〔参考〕

インタビュー記事:大分移住手帖

論文:「ひきこもり」支援の実践からの事例研究

フリースクール:かたつむり学舎

〔スタッフ所有資格・研修等受講済〕

資格:保育士、社会福祉士、公認心理師、作業療法士、精神保健福祉士、教員免許(小中高)、小学校英語指導者資格

研修:強度行動障害、NVC

虹の道と工房たねのはじまり

本人の「心からの希望(好きなこと・やりたいこと)」を真ん中に

 ある冬の日、望むような場所や活動の選択肢がなく、身の置き場のなかった不登校の高校生と出会いました。そんな彼女の「心からの希望」にとことん寄り添うこと。それが「カウンセリング・ソーシャルワーク支援かたつむり学舎」のはじまりでした。

 「学校復帰・社会復帰・進学・就職・自立」などは、目的ではなく結果です。支援の目的は、幸せであること。

 「心からの希望」に寄り添い続けると、自分の幸せがどんなもので構成されているかに気づき、本来のあり方に戻っていきます。そして、自然と元気になり、社会の中で自分を表現し、人と繋がっていけるようになっていきます。そんな姿を幾度となく見てきました。

自然と人と地域とのつながり

 こうして、不登校・ひきこもりの子どもや若者たちの「心からの希望」に寄り添い続けて分かったことは、多くの人が「自然の中での体験」と「優しい人たちとのつながり」を求めている、ということでした。

 「豊かな自然」と「優しい人たちとのつながり」を求めて、たどりついたのが美しい山々に囲まれた大分県中津市旧下毛郡の地でした。

多機能型福祉サービス事業所、はじまる

 また、不登校・引きこもりなど、いきづらさを抱える多くの人が何らかの発達障害や精神障害を抱えていることも分かりました。そこで、より多くの人に支援を届けられるように、 2022 年 6 月、多機能型福祉サービス事業所「虹の道」「工房たね」を開設しました。

「あなたが幸せになれば、世界に幸せな人が一人増えるよ。」

 私たちは、本人の「心からの希望」を真ん中に、その人に合った支援を本人やご家族と一緒に目指していきます。

 いろんな奇跡が重なってせっかく生まれてきたのだから、一人でも多くの人に幸せになってほしい。

 そして本人だけでなく、子どもを想って頑張っているお母さんも、パートナー・親・兄弟のためにできることを探しているご家族も、困っている方を想って奔走している支援者も、生徒さんを想って対応している先生も、みんな幸せでいてほしい。

 暖かい陽だまりの中で、風に木々が揺れるのを感じ、虫や鳥の声を聴きながら、日々の暮らしに幸せを感じています。あなたの幸せはなんですか。